ハーダンガーに魅せられて

ノルウェーの区限刺しゅうハーダンガー

刺繍七つ道具~その1~

初めてハーダンガー刺繍に挑んだ時、意外に困ったのは、基礎知識というんでしょうか、始めるにあたって必要な道具をどのくらい用意して使うのか、本だけでは分かりづらかったこと。

もちろん、市販本を開くと軽く触れてはいるのですが、それを全て入手しないと作業できないのか、代用できるものはあるのかないのか、どこで入手するのか、あまり細かくは書いていないのです。

 

で、結局田舎暮らしの私はネット通販に頼るしかないのですが、それでもどんな風に進めていったのか、自分の備忘録としても残しておきたいと思い、既に販売されている本ともかぶるかもしれませんが、敢えて取り扱います。

 

七つ道具~その1~

まずは、なくてはならない道具から。

★針

★ピンクッション(針の保管は、ニードルホルダーでも構いませんが、作業中はやはりピンクッションがあった方が良いかと思われます。)

★はさみ(先の細い刺繍用)

糸通し

 

私の場合、まずは資格コースで使う刺繍糸が、5番・8番・12番なので、先のとがっていないクロスステッチなどで使用する針のうち、20号22号24号を取りそろえました。

今のところ、20号22号を頻繁に使っています。

 

実のところ、針は細く短いので、最初は20号と22号の違いが分かりづらかったのですが、4作品くらい作る頃から、太めなのが20号だな、と手の感触で分かるようになってきました。それでも不安な時は、針を全部持って、長さと太さを比較して使っています。(そもそも糸を通す穴の大きさが違うので、間違ったら通しにくいかとは思いますが。。)

 

そして今まで手芸では使っていなかった糸通し、最初は目の悪くなったおばあちゃん向けかしら?なんて思ってましたが、大活躍なんですよ!!!

25番刺繍糸のように、細い糸がより合わさっている訳ではないので、頑張れば自力で糸は通ります。でもその時間がもったいない!!あえて無駄に時間と労力を使わず、目の前にある便利な器具を使うことで、刺繍に専念できるなら、使った方が良いです。

 

更に、刺繍を進めていくと、裏で始末したはずの糸が飛び出てしまったり、短い糸を処理する時に、この糸通しが便利です。その方法はまた、話を進めながらご紹介できればと思っています。

 

針の管理はお好きに、なんですが、やっぱりピンクッションはある方が作業しやすいですよね。

ピンクッション

このピンクッションは、体験レッスンで作成したもの。ループというステッチを施しています。金魚さんはまち針。刺繍の最初にしつけをするのですが、その目印に使ったりします。(先生からの頂き物。可愛いモノがお好きみたい♬)

 

私、不器用なのでよくやるんですが、ピンクッションに色んな針を刺していると、いつの間にか針が奥に潜んでしまって、行方不明になってしまう。。。

なので、今回マジにハーダンガー刺繍を習得するにあたって、きちんと管理しようと思い、ニードルホルダー(ケース)を入手しました。ケースの中に磁石が入っていて、くっついて管理するタイプです。噂では、100均のグッズで類似品が作れちゃうみたいです。手作りにこだわる方は、どうぞ挑戦してみて下さい。私はそこまで時間をかけるより、刺繍にこだわりたかったので、買ってしまいましたが。

 

はさみは昔、クロスステッチをしていた頃、糸を切る専用のはさみが欲しくて、通販でポチったような記憶があります。そのままハーダンガー刺繍でも使っています。

手芸屋さんに行けば、カットワーク用など先の細いはさみが用意されていると思います。もちろん通販でもあります。今のところ、どの会社のどれが一番、といった研究まではしていませんし、先生も未だに探し求めているくらいなので、結局は自分が使って使いやすいモノがいいのかな?と思います。

 

私のはさみは若干の飾り付けをしたものですが、それより切れ味にこだわった方が作業がしやすくなります。ハーダンガー刺繍では、布地を切りますので、細くて切れ味の良いはさみほど、ストレスフリーで美しい作品に仕上がります。そして間違って別の布地や刺繍糸を切ることも減るでしょう。

 

まずこれらの道具は、なくてはならない七つ道具。ご用意下さいね。